液晶テレビの保護パネル#3
今度は、特許関連のブログっぽく、課題と解決手段について検討します。
皆様けっこう液晶テレビの保護パネルは必要とされているのです。小さな子供さんがいらっしゃる家庭とか、Wiiを買って遊んでいる家庭とか。そして、保護パネルを買われた方の満足度は結構高い。でも、以下の問題があります。
(課題1)アクリル板を上に引っ掛けるタイプでは、下の部分を持ち上げると液晶画面に直に触れてしまうという課題があります。これは、小さな子供さんがいらっしゃるご家庭では、けっこう気にされるのではないでしょうか。
(課題2)アクリル板を装着することによる照明などの反射など、テレビの画質に影響を与えるという課題もあります。
(課題3)そして、アクリル板が、テレビのスピーカを塞いでしまうため、音がこもってしまうという問題もあります。
(課題4)テレビのタイプによって装着できるかどうか、皆様けっこう気にしておられます。
【課題1~4への解決案】
これって、テレビのメーカーから標準品としては売られていないのが問題なのではと思いました。
パナソニックだけ保護パネルのオプション製品を見つけました。しかも、随分と前(6年前)の製品です。今では販売していないようで、価格は不明でした。
http://panasonic.jp/support/product/tv/08/TY-PP3201.html
このような外付け製品ではなく、テレビの液晶パネルの枠の部分に、アクリル板設置の枠を設ければよいのではないでしょうか。あとは生のアクリル板を、所定のサイズに切って、売ってくれればよいのです。これで、アクリル板がスピーカに被ってしまうという問題が解決できます。
メーカが違っても、テレビのインチサイズが同一ならば、同一サイズのアクリル板が差し込めるように規格化されていると、ユーザにとっての利便性がよいですね。もっとも、こういうのは業界団体が先導しないとうまく回らないのですけど。
この解決案は、個人では実施できないものです。よって、このブログに記載して、後はTVメーカの方の目に止まることを期待します。
以下は、個人レベルで対応可能な解決案です。
【課題1への解決案】
アクリル板の四隅に、紐などを通せるようにして、背面で止められるようになっているとよいですね。これならば、テレビそのものが対応していなくても何とかなります。
自分がとった解決案は更に安直で、透明性が高くて、剥がせるタイプの両面テープを液晶TVの枠の部分に少しだけ貼って、アクリル板を止めました。こんなものでも、子供の力では剥がせなくなります。
【課題3への解決案】
自分は、アルミL字アングルでテレビの上面に引っ掛けて、L字アングルの片面にアクリル板を止めるという解決方法をとりました。テレビの上面は、L字アングルが引っ掛かるような構造になっているので、だいたい大丈夫なのではと思います。
【課題4への解決案】
スピーカについては、実はサラウンドシステムを導入しており、本体のスピーカからは音を出していないので大丈夫でした。でも、これに対応しようとするならば、アクリル板の位置を上下自在に調整できる機構か、もしくはアクリル板の下側を適切にカットすることが必要です。位置調整機構をつけると壊れやすいので、実際にはアクリル板を適切にカットするか、または電動ドリル等で音を通すための穴を沢山空けてやるという方法が考えられます。
【課題2への解決案】
これは、いかに透明度の高いアクリル板を入手するかというだけですね。2mmと薄いアクリルにすると、3mmのものよりも画質への悪影響が小さいのかもしれません。
自分としては、AR対応のアクリル板を使いたかったのですが、入手困難にて断念しました。
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