秘密商標制度が必要かもしれません

そろそろ、うちの子が見ている東映の戦隊ものも終わるのかと思っていたんですが、やはり次の戦隊ものらしき商標登録出願がありました。

(190)【発行国】日本国特許庁(JP)
(441)【公開日】平成28年9月13日(2016.9.13)
【公報種別】公開商標公報
(210)【出願番号】商願2016-94297(T2016-94297)
(220)【出願日】平成28年8月29日(2016.8.29)
(540)【商標】宇宙戦隊キュウレンジャー
【標準文字】
(511)【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
  第3類  かつら装着用接着剤,つけまつ毛用接着剤,洗濯用でん粉のり,洗濯用ふのり,せっけん類,歯磨き,化粧品,香料,研磨紙,研磨布,研磨用砂,人造軽石,つや出し紙,つや出し布,つけづめ,つけまつ毛
(731)【出願人】
【識別番号】592068428
【氏名又は名称】東映株式会社
(740)【代理人】
【識別番号】100096596
【弁理士】

【氏名又は名称】村下 憲司

これって、番号照会でないと表示されないのですね。ということは、こういう商標が公開されていないかと見ているウオッチャーの方がいらっしゃるということでしょう。

このように、直ぐに次の商品展開が読まれてしまうと、出願人としては事業上、問題があるのではと思います。ついては、秘密意匠制度のように、秘密商標制度があっても良いのではないかと。例えば、3年以内のように期間を定めて出願が公開されないとか。マスコミに番組情報を流すと共に、公開請求ができるとかですね。
しかし、この指定商品、「かつら装着用接着剤」って、いったい誰がターゲットなのでしょうか。謎です。

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特許発明について

「特許で儲かる会社 儲けられない会社」という本で、ちょと興味があって読んでいます。
著者は、弁理士の稲葉民安先生、愛知県で稲葉特許商標事務所を開設なさっておられます。
IPDLで稲葉先生が代理人をなさっている出願人を見てみると、これは・・・確かにこの本の通りに、中小企業の方々が主たるクライアントです。稲葉先生の実体験を元にした本ですね。
中小企業の知財戦略に留まらず、そのまま大企業の知財戦略の教科書として通じる内容です。今では、もう絶版のようですが、是非とも再販して、この内容を世に広めるべきではと思います。

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IPDLリニューアル

この3連休、どういう訳だかIPDL(特許電子図書館)のサービスが止まっているなと思いきや、いきなり "NOT演算"を実装してリニューアルしていました。

IPDLはこちら、
http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl

NOT演算が実装された「公報テキスト検索」は、こちらです。
http://www7.ipdl.inpit.go.jp/Tokujitu/tjkta.ipdl?N0000=108

検索結果も、表組みされていて、なんだか綺麗です。
これで、CSV出力がサポートされたならば、・・・・、

いや、商用DBには「被引用情報」とか、いろいろと良いものが沢山ありますので、そういったところをアピールして欲しいですね。自分としては、審査官による被引用情報のみならず、出願人による被引用情報も欲しいと思っていますので、商用DBのエンジニアの方には是非とも宜しくお願いいたします。

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SMIPS

10月17日は、SMIPSの分科会に参加してきました。

http://www.smips.jp/

 SMIPSとは、政策研究大学院大学の隅蔵康一准教授等が中心となって開催している知財関連の研究会です。流石に、参加者は弁理士・特許技術者・大学講師・大学教授など濃厚な方々ばかりです。今回の分科会では、特許ファシリテータという概念を提唱されている奥田弁理士にお話を伺うという趣旨でした。
 クライアントが新たに士業の事務所に依頼する場合、かなり心理的ハードルが高いそうです。その心理的ハードルをどのようにして解きほぐすかという手法や、中小企業や個人発明家などが有する利点に注目するという話が興味深かったです。
 余談ですが、20代の女性の特許技術者の方は、土曜日の夕方に六本木に出かけると言ったら色々と誤解されたそうです。六本木といっても、政策研究大学院大学は、いわゆるお堅い存在なのですけどね。

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MS Word 差し止め命令 #5

WORD の XMLサポートに関しては、大有さんのブログに詳しく記載されていますね。
http://mediawithms.spaces.live.com/Blog/cns!BE8B403EF3C6D5A6!375.entry?sa=958269218

Microsoft Word販売差し止め判決、ODFに悪影響を及ぼす可能性も
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0908/17/news060.html

この記事の中に「Microsoftの逃げ道」として、米国特許 7,571,169 が記載されています。この特許には、XML を取り扱う別の実装形態が書かれているのでしょうか。
こちらもチェックして見ます。

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MS Word 差し止め命令 #4

さて、MS WORD差し止め命令と共に、2億ドル・日本円で190億円もの損害賠償が認定された449特許を機械翻訳してみました。US5787449 が翻訳結果ファイルのリンクです。

従来技術の説明の部分を以下抜粋します。文書ファイルの内容とメタコード(タグ)の両方を操作するのは困難という課題、及び処理速度が低下する課題があることが述べられています。

Further, current procedures are inefficient.Since document content is inextricably enmeshed with its format, each change to either the content or the format requires either that a whole new copy of the document be created, or that the original be overwritten.This becomes a serious problem for documents which are revised often, especially if the older revisions need to be kept.
さらに、現在の手続きは非能率的です。 ドキュメント内容がそのフォーマットで解決できないほどに捕えられるので、内容かフォーマットのいずれかへの各変更は一方のそれを要求します‥‥ドキュメントの全体の新しいコピー‥‥作成される、あるいはそれ‥‥オリジナル‥‥上書きされます。 特により古い修正を維持する必要がある場合、これはしばしば改訂されるドキュメント用の重大問題になります。


Yet further, there is a difficulty of resolving the markup codes from the structure.Markup codes have to be differentiated from the content stream they are a part of.This involves designating `special` characters or sequences of characters which should be identified and acted upon.This complicates the task of any routine which must work on the document.Any program or procedure which needs to format or understand the document must know all of the special codes and be able to correctly separate them from the content.All routines which work with the document must have exactly the same model of how the embedded codes are formatted or placed.If any operation misinterprets the code sequence even slightly, or mistakes content for formatting, the document or a part thereof will be reduced to meaninglessness.
しかし、さらに、構造からのマークアップ・コードを解決する困難があります。 マークアップ・コードはそれらが一部分である内容ストリームを区別されなければなりません。 これは含んでいます‥‥指定する「特別「識別され作用されるべき文字あるいはキャラクター列。 これは、ドキュメントに作業するに違いないすべてのルーチンのタスクを複雑にします。 ドキュメントをフォーマットするか理解する必要のあるどんなプログラムあるいは手続きも特別のコードをすべて知っているに違いないし、内容からそれらを正確に分けることができなければなりません。 ドキュメントで働くルーチンはすべて、正確に埋込み型コードがどのようにフォーマットされるか置かれるかの同じモデルを持っているに違いありません。 オペレーションがコード・シーケンスをわずかにさえ誤って説明するか、誤りが関するフォーマットを満足させる場合、ドキュメントあるいはそれの一部分は無意味になるでしょう。


Still yet further, existing practice has a processing speed disadvantage.To act upon a document combining structure and content requires that the stream be processed serially.Each token in the stream must be parsed to determine if it is a special formatting character or is part of the content.
まだ、さらに一層の既存の実行は処理速度損失を持っています。 構造と内容を組み合わせるドキュメントに作用することは、ストリームが連続的に処理されることを必要とします。 それが特別のフォーマット特徴か内容の一部かどうか決めるためにストリームの各トークンを解析しなければなりません。


It can therefore be seen that the practice of manipulating the architecture and content of a document of the prior art suffers from significant disadvantages.
したがって、既知の発明のドキュメントのアーキテクチャーおよび内容を操作する実行が、著しい損失に苦しむことは理解されるかもしれません。

当該発明の要旨を以下抜粋します。メタコード(タグ)を操作して文書を編集することや、内容ストリームのみを操作することが容易であること、また記憶領域を効率的に利用できることなどが述べられています。

The present invention provides the ability to work solely on metacodes.The process allows changes to be made to the structure of a document without requiring the content.A metacode map could be edited directly without the mapped content.Additionally a new map can be created based solely on an existing map without requiring the content.This allows changes to be made to the appearance or structure of a document by individuals who may not be allowed to modify the content.Document security can be significantly enhanced since the metacodes and content of the document are separately stored and protected.
現在の発明は、もっぱらメタコードに作用する能力を提供します。 そのプロセスは、変更が内容を要求せずに、ドキュメントの構造に行なわれることを可能にします。 マップされた内容なしでメタコード地図を直接編集することができるかもしれません。 さらに、新しい地図は内容を要求せずに、もっぱら既存の地図に基づいて作成することができます。 これは、変更が内容を修正することを認められないかもしれない個体によって、ドキュメントの出頭か構造に行なわれることを可能にします。 ドキュメントのメタコードおよび内容が別々に格納され保護したので、ドキュメント機密保護は著しく増強することができます。


The present invention further provides the ability to work solely on content.Conversely changes to the content can be made without the overhead of a completely encoded document.This can be important because complicated coding conventions often get in the way of the content.For example, a copy writer has no interest in the intended layout of his copy until it is complete and correct.The invention allows new maps to be created using just content without reference to existing maps.
現在の発明は、さらにもっぱら内容に作用する能力を提供します。 反対に、内容への変更は、完全にエンコードされたドキュメントのオーバーヘッドなしで行なうことができます。 複雑なコード化する協定がしばしば内容の邪魔になるので、これは重要になりえます。 例えば、それが完全で正確であるまで、コピー・ライターは彼のコピーの意図したレイアウトの中に無利息を持っています。 その発明は、新しい地図が既存の地図に関係のない単なる内容を使用して作成されることを可能にします。


The present invention also provides for storage efficiency of multiple versions.The invention allows much more efficient storage of multiple copies of differently encoded documents.If the content is invariant and only the metacodes change it is inefficient to store multiple copies of the content.According to the prior art in the field this would be required if both versions are to be kept.Using the invention only a new metacode map has to be stored.
現在の発明は、さらにマルチ・バージョンの記憶効率に備えます。 その発明は、違った風にエンコードされたドキュメントの複数のコピーのはるかにより効率的な記憶を許可します。 内容が不変式およびメタコード変更だけである場合、内容の複数のコピーを格納することは非能率的です。 両方のバージョンが維持されることになっている場合、これがそうだろう分野での既知の発明が要求したもとづいて。 新しいメタコード地図がそうでなければならない発明ただの使用は格納しました。

さて、Microsoft はというと、なかなか大変なようです。
MS、「Word」販売差し止め命令に緊急の申し立て--執行延期を求める
「Word」販売差し止め命令、9月に控訴裁で審理へ
既に問題の449特許を回避済みバージョンの WORD が検証済みだったとしても、今から60日で、全米のプリインストールPCからWORDを削除することは不可能でしょう。どう決着するのか予測不能です。

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MS Word 差し止め命令 #3

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さて、こんどは原告のi4iについて調べてみました。HPはこちらです。

http://www.i4i.com/

本件の訴訟についての情報がHPにアップロードされています。

For information on the Patent Infringement Verdict,               please click to read the Press Release.

この情報には、449特許は、メタコードマップを操作することでコンテンツを触らずとも文書を様々な書式にあわせて変更できる特許と記載されています。前述の例だと、コンテンツ <title>Scan life of data</title> を操作せずとも、メタコードマップの <title> に係る部分を操作することで、文書の見栄えを変更できるという事と判断しています。

参考訳を以下に掲げます。(google翻訳です)

交付金判事はMicrosoftに対する好意i4i終局差し止め命令、損害賠償は290万ドル
トロント、 2009年8月12日-
昨日は、米国テキサス州東部地区連邦地方裁判所は、タイラー課、レナードデイビスの名誉のためには2009年5月20日、 i4i 、グローバルなテクノロジー企業がウォンの判決を支持する最終判決を発行トロント、 ON 、カナダに本社を置く。の最終判断290000000ドルを超える賞を常設しており、マイクロソフト社に対する差し止め命令が含まれています( "マイクロソフト" ) Word 2003およびWord 2007のカスタムXML用。 の最終判断が含まれている以下の通りです:
(a) 被告のMicrosoft違法に侵害があるとする米国特許番号5787449 (以下、 " '449特許" ) 。
(b) マイクロソフトわがままは、 '449特許の侵害があることが判明しています。
(c)'449特許は有効であり、法的強制力は、ミシェルVulpe不正な行為で、 '449特許を尊重するとの婚約がないということが発見されています。
(d)LPのi4iインフラ情報株式会社(以下総称して" i4i " )に対する損害賠償金の裁定が見つかりません懈怠で禁止されています。
(e)裁判所200000000ドルの量では、マイクロソフト社の'449特許の侵害に対する損害賠償i4iを受賞。
(f)i4iさらに、マイクロソフト社の意図的な侵害で強化された40000000ドルの損害賠償を授与されています。
(g) さらに2009年5月21日からの最終審判の日まで後1日あたり144060ドルの損害賠償判決i4i授与されます。
(h)さらに前の37097032ドルを5月20日に判断関心i4i 2009と21102ドルを授与され、その後、この1日の最終審判の日までとする。
(i) i4iを作成するため28日まで提供される判断関心USCの権利がある§ 1961このファイナル審判のエントリはここi4iにマイクロソフトから支払いを命じた日の間に任意の期間。
(j)マイクロソフトは永久に" Microsoft Word 2003のは、 Microsoft Word 2007 、およびMicrosoft Wordの製品はcolorably以上のMicrosoft Word 2003またはMicrosoft Word 2007 (以下総称して"著作権侵害と今後のWordの製品とは異なるとは、次の操作を実行するから)の期間中に命じられていること'449特許:
.
販売、販売を提供し、および/または、またはアメリカ合衆国には、 。のXML 、 。 DOCX 、または。 DOCMファイルには、開放の機能がすべての著作権侵害と今後のWordの製品情報をインポートする( " XMLファイル" )を含むXMLのカスタム;
.
すべての著作権侵害と今後のWordの製品を使用してカスタムXMLを含むXMLファイルを開いて;
.
指示またはXMLを含むXMLファイルを開いてすべての著作権侵害のカスタムと未来Wordの製品を使用するように誰も心強い。
.
サポートやその方法については、今後のWordの製品は、 XMLを含むXMLファイルを開くことが著作権侵害の使用方法について説明誰に援助を提供する、
.
テスト、デモンストレーションや、著作権侵害と今後のWordの製品の機能は、 XMLを含むXMLファイルを開いて独自のマーケティング。
この差し止め命令は、上記の操作をすると将来においては、著作権侵害のWordの製品が標準テキストとしては、 XMLファイルを開いては適用されません。
この差し止め命令は、上記のどの操作にそこWordのいずれかの侵害と今後の製品は、 XMLファイルを開く時に、すべてのカスタムXML要素を削除するカスタムトランスフォームを適用は適用されません。
さらに、この差し止め命令を支持するかは、マイクロソフト製品のライセンスを取得した場合はどうか、この差し止め命令は、施行日前に売って、 XMLファイルを開いて、カスタムXMLを含むいずれかの侵害製品の使用方法について説明誰に支援は適用されません。
この差し止め命令は60日の2009年8月11日、この命令の日から施行する。
ミシェルVulpe 、 '449特許の発明i4iの創設者で、言う: "われわれは、最終審判の条件に満足している。金融i4i賞のためにする290000000ドル以上の恒久的差し止め命令は、 Microsoftに対して発行されている。 "ミスターVulpe 、 "我々はこの結果には報われた気が追加されます。特にi4iは、 ISO 29500 OOXMLの標準を実装することが重要ですカスタムXMLのユーザーをサポートするためには、最大限の努力を尽くします。 "
ラウドンオーウェン会長マクリーンワトソンキャピタル社とi4i 、言う: "されてi4i社の会長を13年後、私は、両方の建物の中に、同社の成功の判断を達成していると、臨時のハードワークに感謝いたします。終局差し止め命令をi4iための重要な決定とすべての特許所有者の権利のためです。 "オーウェン氏は、 "我々のパートナー、当社の投資家と我々の法律顧問McKoolスミス、タイラー、テキサス州には感謝しているパーカー、バント&ベースを追加エーンズワース、彼らの忠誠心を、この重要なコミットメントを達成するために。 "
マイケルCannata 、 i4i LPとは、知的財産基金Northwater顧問の責任者によると: "この判断をどのように専門のファンド会社には重要な特許発明では、公平性を支援する資本との特許訴訟管理の専門知識をもたらすことを示すときは、非常に大きな会社に対しての権利を強制する。 "
ライセンスi4i LPエンティティi4i株式会社i4i LPは、 1998年には、米国特許庁が発行する特許番号5787449を所有していると提携しています。 LPで投資家の皆様i4iマクリーンワトソン資本金とNorthwater知的財産基金などがあります。

背景:
この場合の技術は、電子文書の特定のタイプに焦点を当てています。一般的に、コンピュータプログラムに現れるように"文書" 2つの別個の部品:コンテンツしている( )との構造は、コンピュータは、テキストの意味を認識することができます)(エンコードのテキストは、ユーザーが文書で作成しているすなわち。電子文書内の構造的な情報の種類は、 " metacodesの形で来る。 "標準のコンピュータ言語で開発されたコンピュータの特定のテキストを活用metacodes 、ユーザーが文書では、配置の背後にある意味を理解できるようにする。これらの言語の初期の例では、汎用マークアップ言語です( "のSGML " )。その後、マークアップ言語は、拡張可能なマークアップ言語と呼ばれる開発された
( " XMLの" ) 。と主張した米国特許番号5787449 (以下、 " '449特許" ) "とは別にそれぞれの他のドキュメントの内容は、建築を操作するための方法とシステムの権利がある。 " '449特許発明の処理やコンテンツを格納するのは確実な方法を作成とはっきりとmetacodes別途。このデータ構造は主に、この分離のための"責任 metacodeマップと呼ばれています。 "特許によると、 " metacodeマップ"には、コンピュータのコンテンツを参照せずに、文書の構造を操作することができます。
人気のMicrosoft Wordのワープロと編集ソフトの開発者として知られている( "単語" )。長年の間に、単語を増やす機能を持つ多くのバージョンがある。 2003年には、 Microsoft XMLの編集機能を使用してWordのバージョンを導入した。この機能はWordの最新バージョンでは、 " Word 2007を続けた。 " 2007年3月8日i4iは、 Microsoftが'449特許を侵害し、このアクションを提訴LP 。陪審による裁判は2009年5月11日に開始。裁判では、 i4i債権14 、 18 、 20 、 '449特許の侵害、カスタムXML要素とXMLドキュメントを処理するため、特定のWord 2003およびWordのすべてのMicrosoftの2007年の製品を使用した。 i4iはさらに、マイクロソフト社の特許の故意侵害されたと主張した。マイクロソフトでは、その言葉の製品とは、特許を侵害された特許は無効しなかったと主張した。
7日間のトライアルの後、陪審員の評決をi4i 200000000ドルの損害賠償と、特許の有効な侵害と表彰を見つける戻った。裁判所は、裁判官裁判懈怠や不正な行為について、 Microsoftの追加の公平な防御を実施した。

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MS Word 差し止め命令 #2

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さて、US特許5,787,449 略して 449特許の明細書についてよく読んでみましたが、メタコード及びメタコードマップについて読み違えていましたので、修正します。

DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENSION(当該発明の詳細な説明)に記載されたSGMLの原文書ファイル例を以下に引用します。

449_xml

メタコードマップとは以下です。すなわち、XML Schema などの文書構造定義ファイルではなく、単にメタコードおよびその文書中の位置(相対アドレス)を表したものです。

449_metacode_map

すると、メタコードとは <Chapter>、<Title>, <Para> などタグのことですね。

当該明細書の中には、タグと内容を区別することで利点があることが記述されております。マークアップ言語 SGML と、ISO Standard #8879 の定義が記載されています。

まだ、449特許の明細書を斜め読みしただけなのですが、本件訴訟の経緯がわからなくなってきました。449特許はSGML に係る重要度の高い規格特許に思えるのですが、何故これだけ重要な特許がパテントプールにも供されずに一企業が有していられたのか、また、何故この特許がありながらSGML規格やXML規格が普及できたのか、また、Microsoft がXML規格をOffice製品に搭載したとき、何故この449特許に気づかなかったのか。

更に449特許を読み込んで上記の謎を解明したいと思います。

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MS Word 差し止め命令

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米国で Microsoft 社が MS WORD の差し止め命令を受けたようですね。
ZDNET Japanの記事をご覧ください。
http://japan.zdnet.com/news/ir/story/0,2000056187,20398237,00.htm

差し止め命令は、「Microsoftが、カスタムXMLを含む.XML、.DOCX、.DOCMファイル(XMLファイル)を参照可能ないかなるMicrosoft Word製品も、米国内で販売および輸入することを禁止する」というもので、対象製品は Word2003 及び Word2007 で、今回問題となった機能は独自のXMLタギング機能です。

問題の特許は、US5787449 (以降 「449特許」と略します)です。請求項1を見てみましょう。

A computer system for the manipulation of the architecture and content of a document having a plurality of metacodes and content by producing a first map of metacodes and their addresses of use in association with mapped content; said system comprising:
metacode map distinct storage means;
means for providing a menu of metacodes to said metacode storage means;
and means for compiling said metacodes of the menu by locating, detecting and addressing the metacodes in the document to constitute the map and storing the map in the metacode storage means; and
means for resolving the content and the metacode map into the document.

449特許の参考訳を以下に示します。

メタコードの最初のマップと、それらの写像している内容と関連して役に立つアドレスを製作することによって、多くのメタコードと内容を持っているドキュメントの構造と中身の操作するコンピュータ・システムに於いて、:

メタコードマップの別個の格納手段と、

前述のメタコード格納手段にメタコードに関するメニューを提供するための手段と、

そして、マップとマップを格納するメタコードを構成する為、ドキュメントにメタコードの場所を配置・検出・アドレス付与し、前述のメタコードのメニューのコンパイルする手段、及び

内容とメタコードマップをドキュメントに変えるための手段。

449特許の代表図を以下に示します。
Usa1005787449

アンテナハウスにOffice2003 +XML の機能が掲載されています。図1に注目してください。上記の図面に酷似しています。

http://www.antenna.co.jp/XML/xmllist/WordXML/W2k3Rep1020.html#IDAUCGO

Project Kyss にも Office2003 +XML の機能が掲載されています。

http://www.projectkyss.net/office/Word2003_1.htm

WORD2003 から、XMLの編集機能及び、XML Schema という文書構造定義が導入されました。この機能が449特許の権利範囲に入ると判定されたようです。メタコード=XML、メタコードマップ=XML Schema と読み替えてください。

請求項1とWORD2003を対比してみます。

メタコードの最初のマップと、それらの写像している内容と関連して役に立つアドレスを製作することによって、多くのメタコードと内容を持っているドキュメントの構造と中身の操作するコンピュータ・システムに於いて、

 

:XML Schema(メタコードマップ)は、XML(メタコード)の文書構造定義ですので、写像している内容と関連して役に立つアドレスを生成し、ドキュメントの構造と中身を操作すると判断されたようです。

 

メタコードマップの別個の格納手段と、

 

XMLスキーマ(メタコードマップ)は、XML(メタコード)とは別個に保存可能です、よって、当該要件を満たすと判断されたようです。

前述のメタコード格納手段にメタコードに関するメニューを提供するための手段と、

 

XML(メタコード)格納手段に、XMLに関するメニューがあるのでしょうか?この要件が具体的に何を指すのかは判りませんでした。

そして、マップとマップを格納するメタコードを構成する為、ドキュメントにメタコードの場所を配置・検出・アドレス付与し、前述のメタコードのメニューのコンパイルする手段、及び

XML Schema をメニュー表示して編集し、動的にXMLを操作できる手段のことと思います。「メニューをコンパイル」とありますが、WORD 2003 でもコンパイルしてオブジェクトコードとして管理されているのでしょうか。(まあ、XMLのプレーンテキストのままでは処理しづらいでしょうが)

内容とメタコードマップをドキュメントに変えるための手段。

当該要件は言わずもがなと思います。XML(内容) と XMLスキーマ(メタコードマップ)を元に、ドキュメント変換する機能は付与されています。

これは、Microsoft がどのような手段で対抗するか見ものです。あまりにも一般的な技術ゆえに公知資料を探索し、それをもとに特許無効を申し立てるのがもっとも適切と思います。WORDの実装を変えることで特許回避しても良いかとおもいます。恐らく、今回の賠償額はMicrosoft にとっては何ら痛手でない金額とおもわれ、むしろ差し止め命令が痛いのではないかと推察します。

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日本知財学会

日本知財学会の発表を聴講してきました。いつも論文や著書をお見かけする先生が多かったです。

出川通さんは、「MOT(技術経営)がよーくわかる本」の著者です。今回もMOT・MBAのお話や開発から製品化の間に横たわる「死の谷」の話をされていました。

鈴木公明先生は、知財価値評価の権威であり、かつ弁理士であらせられます。意外なことに弁理士登録は昨年の12月ですね。発表内容は株価と特許のプレスリリースの関係です。


自分は、法的安定性について述べられた東京大学の永田健太郎さん・渡部俊也さんの発表の分析法が面白かったです。国内優先権主張により特許の質が38.2%向上するなど、定量的な考察が発表されており、説得力がありました。

今日は論文式筆記試験の日ですね。ゼミの同期生達がいまごろ意匠法を解いている頃だろうなと、ふと頭をよぎりました。

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