遺伝子解析で赤ちゃんを設計する特許?!
という記事がありましたので、調べてみたら米国特許第8543339号のようです。
要約はこのように書かれています。(Google翻訳)
配偶子ドナーの選択は、異なる組み合わせに少なくとも部分的に基づいて、関心のある表現型に関連する統計情報を決定し、レシピエントとドナーのそれぞれの複数の遺伝子型のうちの遺伝子型を受信する、関心のある表現型を含む本明細書を受信することを含むレシピエントとドナーの複数におけるドナーの遺伝子型の遺伝子型と、少なくとも決定された統計情報に部分的に基づいて、複数のドナーのうち好ましいドナーを識別する。
請求項1はこちらです。
1。 配偶子を含むドナー選択するためのシステムに構成された一つ以上のプロセッサ:架空の子孫に存在することができる関心のある表現型を含む仕様書を受信し、 レシピエントとドナーのそれぞれの複数の遺伝子型のうちの遺伝子型を受け取る。レシピエントとドナーの複数の遺伝子の遺伝子型の異なる組み合わせから生じ る関心のある表現型を観察する確率を含む統計情報を決定するステップと、複数のドナーのうち好ましいドナーを特定の評価に少なくとも部分的に基づいてを含 む統計情報は、決定された:レシピエントとドナーの好ましいを識別するための複数のドナーの遺伝子型の遺伝子型の異なる組み合わせから生じる関心のある表 現型を観察する確率を比較すると、前記メモリに設定され、プロセッサに結合命令でプロセッサを提供します。
これを見ると、この特許そのものというよりも、この特許によって想起されるサービス内容が問題のようです。
この23andMe社を調べて見ると、GOOGLE創業者の一人であるセルゲイ・ブリンの妻、アン・ウォジツキが創立した、遺伝子解析サービス会社でした。現在のサービス内容は、遺伝におけるキャリア・ 疾患の遺伝的リスク・薬物応答・体質や外見の特徴についての遺伝子解析に係るものです。
日本にも、幾つか代行業者さんがいらっしゃいますね。
この遺伝子解析キットにより、病気になるリスク・耳あかのタイプなどの生まれつきの性質・子供にどのようなリスクが遺伝するかが判るほか、自分のルーツ(祖先)が分かるということ。想像するに、親子関係の有無に関する鑑定に関する依頼が多いのでしょう。ただ、唾液が必要とのことで、本人に知られずにこっそりと鑑定するのは難しく、合意の上でないと難しいように思えます。
価格は99ドル(この代行業者さんは2万円)とのことですが、知ることができる内容によっては充分に魅力的なサービスであると思いました。
恐らく、今回の特許は、この遺伝子解析サービスのデータベースを活用したものなのでしょう。今回の発明の要旨は、予め「親となる者」の遺伝子情報2人分を入力すると、赤ちゃんの疾病リスクなどが事前にわかる、というものです。
現在のいわゆる「ブライダルチェック」のような感じで、将来は、婚約したカップルが遺伝子解析サービスに申し込んだりすることができると思います。でも、不利な結果が出たりすると、破談になったりとかするのでしょうか。
この特許によれば、卵子提供サービスや精子提供サービスなどで子供をゼロベースで設計することも可能です。恐らく、卵子提供サービス会社や精子提供サービスなどにとっては、極めて魅力的な特許でしょうね。単に卵子や精子を提供するだけではなく、目的である「赤ちゃんの性質」が事前にわかる、ということですから。
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