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研修会「特許出願明細書等の作成技術について」

昨日は、弁理士クラブ主宰の研修会「特許出願明細書等の作成技術について」を受講してきたのでした。継続研修2単位もついていて、ちょっと得をした気分です。

 講義内容は、特許出願明細書等が審判や審決等取消訴訟や侵害訴訟などでどのように取り扱われたかの事例を元に、どのように明細書等を記載すれば良かったかを検討するものです。
 意外におもったのは、弁理士が自分でフローチャートを書くのは良くない、という言葉です。その理由は、弁理士が自ら記載したような補充フローチャートでは、権利化やその後の権利行使に耐え得ないからだそうです。

 自分から見ると、発明者が自ら書いてきたフローチャートは、そのままでは権利化やその後の権利行使に耐え得ない品質なので、発明者の承諾を得て自分が補充しています。もしかして、これはレアなケースなのでしょうか。

 発明者が書いてきたNGなフローチャートの主な特徴を以下(1)、(2)に列挙します。
(1)何がフローチャートの動作主体なのか、バラバラな場合があります。A装置とB装置との連携動作の場合など特に顕著です。この場合にはA装置のフローチャートと、B装置のフローチャートに分けて書かなければならないのですが、ステップごとにA装置主体の動作とB装置主体の動作が入り混じることが多いです。

(2)人間が主体の動作がフローチャートに入る場合があります。「ユーザがA装置のスイッチを押す」とか、人間の動作は構成要件には入れられないのですよね。
 こういう場合は、「A装置がスイッチ押しを検知した場合には・・・する」に修正します。

こういうフローチャートの場合には完全に作り直しですね。

さて、次回の弁理士クラブの研修は、「弁理士のための特許調査法」酒井美里先生(サーチャー)ですね。

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HP更新

このところblog 更新しておりませんでしたが、某所のHPの更新作業をしていたのでした。なんでも、HP作成業者に見積もりをとったら6万円、既存コンテンツの更新が2万円で新規1ページ追加が3万円だそうです。
このくらいなら自分でも出来るとおもい、既存コンテンツをどう更新するのか、新規ページをどういう内容にしたいのかを担当者にインタビューしましたが、担当者の要望がなんとも判然としない。たぶん、こういう判然としない担当者の要望から、HPというアウトプットを明確な形で出すというのも、HP作成業者に求められるスキルなのかもしれませんね。

とりあえず担当者の要望事項をまとめてイメージを共有し、今回の更新作業ではここまでと切て作業に入りました。だらだらと要望を聞いていると終わらないので。

自分は、HP作成に関する洒落たツールは何も持っておらず、画像は PhotoShop Element で作成し、Html はテキストエディタで打ち込んで、html-lint に掛けるという原始的な方法です。こんなものでも、1日くらいあれば更新作業は終わってしまうものですね。

Another HTML-lint gateway
http://openlab.ring.gr.jp/k16/htmllint/sitemap.html

でも、やはり頻繁なサイト更新は HPよりも blog の方が楽でよいですね。

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Sinsy試作「諸人こぞりて」

賛美歌「諸人こぞりて」のベタ打ちを初音ミクに歌わせたのがこちらです。ちいさな三角マークを押すと音楽が再生されます。

Sinsyのf001さんは、こちらです。(声質: 0.25 ピッチシフト: 4) ちいさな三角マークを押すと音楽が再生されます。

「morobito_sinsy.xml」をダウンロード

初音ミクのwavファイルに比べて、Sinsy::f001さんのwavファイルは小さいです。

初音ミクのwavファイルは、Stereo 44.1KHzサンプリング 16bitなのに対して、Sinsy::f001のWAVは、Monoral 16KHzサンプリング 16bit なのでした。恐らく、WEBサービスとして提供することを重視してサーバ上のリソースが少なくて済むように音質には目を瞑ったのでしょう。もしくは、商業製品に搭載することを考えて、敢えて低音質のWebサービスとしたのでしょうか。

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Sinsy 試作 「トロイカ」

こんどは、「トロイカ」を、初音ミクと Sinsyのf001さんと比較してみました。

ベタ打ちを初音ミクに歌わせたのがこちらです。ちいさな三角マークを押すと音楽が再生されます。

Sinsyのf001さんは、こちらです。(声質: 0.25 ピッチシフト: 4) ちいさな三角マークを押すと音楽が再生されます。

「troyka_sinsy.xml」をダウンロード

トロイカは2オクターブ以上の音域を要するために、ちょっとSinsy::f001さんは声がうわずってしまっています。それ以外にも色々と細かな問題はあるとは思いますが、Sinsy の将来性は、なかなか期待できると考えています。

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Sinsy 「星の界」

「星の界」のデモです。(声質: 0.25 ピッチシフト: 4)

「hosinoyo_sinsy.xml」をダウンロード

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Sinsy 試作

松尾 公也さんの「CloseBox and OpenPod」の最新記事を見て気づきましたが、前回の記事の「かもめのすいへいさん」の音階がおかしかったのは、Sinsy の「歌手f001さん」の音域を越えていたせいですね。

初音ミクの音域はD1からB4までに対して、Sinsy の歌手f001さんの音域は、Gb3からGb5 とかなり高いです。なおかつ、Sinsy のf001さんは、自らの音域より低い音は、Gb3を発音するようです。
http://blogs.itmedia.co.jp/closebox/2010/01/sinsy-43e8.html

こちらは、「かもめの水兵さん」をSinsyのf001さんの音域に合わせて作り直したものです。 (声質: 0.25 ピッチシフト: 4)

「kamomeno_suiheisan_sinsy.xml」をダウンロード

 こちらは、「とおりゃんせ」をSinsy のデフォルトで歌わせたものです。(声質: 0.42 ピッチシフト: 0)
「toryanse.xml」をダウンロード

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Sinsy

Sinsy という面白そうなシステムが発表されました。いつもお世話になっているzhuoさんが、VSQ から musicXML への変換スクリプトを発表されております。驚異的な早さには脱帽です。これは試すしかありません。よって、手持ちの著作権消滅曲のVSQ「かもめのすいへいさん」を試してみました。

変換後の music XML は、こちらです。

「kamomeno_suiheisan.xml」をダウンロード

これを、Sinsy のサイトに掲載されている Webアプリケーションに入力すると、以下の音声ファイルが得られます。

ところどころ違和感がありますが、なかなかキラリと光る面もあります。Sinsy はまだ発表されたばかりですので、今後が楽しみです。

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