運転じょうず
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今日、うちの子を連れて百貨店の玩具コーナーに寄ると、「ミスターモーターマン 運転じょうず」という面白い製品を見かけました。面白い商品コンセプトですので、ちょっと紹介します。
プラレールの車両の電池を、付属のコントローラ付き電池ボックスと入れ替えるだけで、ラジコン化できるという商品です。具体的には前進、後退、停止及び3段階の速度制御が可能で、なおかつ、4個の「運転じょうず」を並列で走らせられます。「4」という数字は、プラレールで集まって遊ぶ人数の最大値が想定されているのだと思いました。既存のプラレール車両を、電池部分を入れ替えるだけでOKという手軽さが良いですね。この製品は、自動車のおもちゃで単2電池を使うものにも適用可能と思われます。ただし、前進、後退、停止のみで左右に動くことはできませんが。
株式会社ブレイブのHPはこちらです。
http://www.b-brave.co.jp/index.html
運転じょうずエコのHPはこちらです。
http://www.b-brave.co.jp/uj_eco_shoukai.html
IPDLを見てみましたが、「運転じょうず」に関連した特許出願は特開2003-338853のようです。送信体で識別データを作成して、受信体にそれを送信するだけで受信体の識別データを変更できる送受信システムに係る特許です。「運転じょうず」には、面白そうな特許発明が多く潜んでいそうなので、ちょっともったいないですね。例えば、「電源装置の制御をおこなうラジオコントローラの受信装置」、「音響制御をおこなうラジオコントローラの受信装置」、「識別データに対応した色を発光装置によって表示するラジオコントローラの受信装置」などを考え付きました。
また、弁理士を介さずに発明者が自らがが明細書を書いているせいか、特許請求の範囲が極めて狭く実施例を殆どそのままの記載になっています。また、先行技術が全く調査されていない為、先行技術との差異が明細書に現れていないのも問題です。
この特許出願の経過情報は以下のものです、残念ながら拒絶査定を受けてしまいましたが、出願時に先行技術を充分に調査し、差異点を明確化しておけば、特許査定を受けることは可能であったと思います。。
出願記事 | 特許 2002-183640 (平14.5.20) 出願種別(通常) |
公開記事 | 2003-338853 (平15.11.28) |
発明の名称 | 受信体に識別コード表示機能がなくても識別データ新規作成が任意かつ迅速にできる電波を使用した送受信システム |
出願人 | 株式会社ブレイブ |
発明・考案・創作者 | 牧野 洌 |
公開・公表IPC | 国際分類 第7版 |
出願細項目記事 | 査定種別(拒絶査定) |
審判記事登録記録 | 査定不服審判 2004-020537 請求日(平16.9.4) 審判(判定含む) 請求不成立 最終処分日(平19.6.20) |
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