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イノベーションの普及

エベレット・ロジャーズの「イノベーションの普及」を読み始めたところです。この週末には読み終えられそうかな。

 けっこう有名な本だったのですが、読むのはこれが初めてです。イノベーションの普及に於いて、需要者が時期ごとに正規分布を描くという仮定は有名ですね。その仮定の理由づけとして「ネットワーク効果」が記載されていることを初めて知りました。つまり、散発的な初期導入者の割合が「臨界点」を超えたとき、人的ネットワークを経由してイノベーションが社会的に認知され、普及が加速するというもので、普及の臨界点は正規分布に於ける1σ(シグマ)だというのが極めて興味深いです。需要者の人的ネットワークを分析して、コンピュータ上で同様なネットワークを構築してイノベーションの普及をシミュレーションすることで、この理論を証明できるのではと思いました。

 なんだか変な時間に目が覚めてしまいましたので、ちょっと新人研修をやったあとにまた寝ます。

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