機械的イフェクトによるビブラート
sih5632さんにビブラート機能を付加するDTMソフトウエアの情報をいただいたので、SONAR-7 のHPでビデオを見てみました。有益な情報をいただいたsih5632さんに感謝いたします。
・V-VocalのLFOツール
http://www.roland.co.jp/mov/page/SONAR7/index.htmlのビデオの中の「ボーカル・トラックの作成」
(LFOツールは「ボーカル・トラックの作成」のビデオのちょうど半分くらい時間が過ぎたあたりの「ビブラートをかけます」のあたりで紹介されています)
SONAR7 ホームページ「ボーカルトラックの作成」より引用
ボーカル音声の音高(PIT)が表示されており、マウスで自由に曲線を変更することができ、またフラットに書き直したのちに指定範囲を正弦波に置き換えたり、その正弦波の振幅を次第に大きくしたりという、まさに想像した通りの機能が搭載されていました。
元々の肉声ビブラートの音高(PIT)は青の選択範囲に於ける赤線で示された部分です。
人間のビブラート曲線は綺麗な正弦波とならないことがわかります。
SONAR7 ホームページ「ボーカルトラックの作成」より引用
なお、浜崎あゆみのCD「Dearest」は2001年度に発売されたもので、SONAR7は同じ2001年に発表されたDAWソフトウエアです。
AutoTuneにも同種の機能が搭載されているようです。
http://content3.e-frontier.co.jp/products/antares/at5/pro.html
オートマチックモードでは、ビブラートをサウンドに追加することもできます。
ビブラートセクションで、ビブラートの深さ、レート、ディレイをコントロールすることができます。
ビブラートのピッチのバリエーションを選択することもできます。(サイン波、ノコギリ波、矩形波など)。ビブラートを自分でかけられないボーカルの演奏に ビブラートを追加させるときなどにこのビブラートセクションが効果的です。また、特殊なサウンドを作成するときなどにも使用できます。
(AutoTune のホームページより引用)
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コメント
いつも興味深く拝見しております。
SONAR7は昨年末(2007年暮れ)に出たものです。ほぼ毎年バージョンアップされていますが、ここで話題のRoland製V-Vocalがインプリメントされたのは、2世代前のSONAR5からで、これは2006年頃のリリースです。(ちなみに私は2005年に当時最新だったSONAR4を購入しています)
従って、浜崎あゆみさんのDearestが発表された2001年頃はまだSONARにはV-Vocalは搭載されていませんでした。
以上ご参考まで。
投稿: 情報統合思念体 | 2008年6月 1日 (日) 21時06分
はじめまして。いつも読み応えのある記事で、大変興味深く読ませていただいております。
この記事とは直接無関係ないのですが、メール・アドレスを見つけきれなかったため、こちらに書かせていただきます。
VOCALOID FAN SNSの「ボーカロイド にゃっぽん」はご存知でしょうか? RipplesのZhuoさんもいらっしゃいますし、最近、yuukis氏も入会されました。「にゃっぽん」内のyuukis氏の日記(実質的な1st.日記)によれば、これから制作進捗状況を書いていくとのことです。
私とZhuoさんは交流が始まったばかりなのですが、和泉様もいかがでしょうか? 広場での会話もそれなり有意義だと思い、差し出がましくも書き込ませていただきました。
*
「にゃっぽん」に"izumi"さんというIDの方がいらっしゃいますが、そのような感じで、もう登録なさっていらっしゃいますか?
投稿: MistyLane | 2008年6月 8日 (日) 05時16分
情報統合思念体さん、はじめまして。そして情報ありがとうございました。SONAR-7 以外のツールを使って "Dearest" のCDは作成されたようですね。どのようなツールなのかを引き続き探ってゆきたく思います。
MistyLaneさんはじめまして、「ボーカロイドにゃっぽん」の名前は伺っております。Zhuo さんや yuukiss さんや他の方々も居られるならば、是非とも参加してみたく思います。
メールアドレス akira-izumi@live.jp に招待メールをご送付いただければ幸いです。
投稿: 和泉聡 | 2008年6月 8日 (日) 09時23分