400P=yuukiss氏のVSQファイルの解析#5
zhuoさんが作成されたツール "Ripples 0.0.8" を使って、①人間の歌声のビブラート ②初音ミクのビブラート機能 ③400P=yuukiss氏の「ぼかんないんです><」 それぞれの音程(PIT)と音量(DYN)のグラフを描いて、②と③どちらが人間の歌声に近いか考察してみました。グラフの縦軸は音量(DYN)または音程(PIT)で、横軸は全て時間です。
以下のグラフは Ripples 0.0.8 のテキスト出力を Excelでグラフ化したものです。Ripples を作成された zhuoさんに感謝いたします。
①人間の歌声のビブラート
音量(DYN)と音程(PIT)は、約10Hzの正弦波であり、その振幅は次第に大きくなっています。これがビブラートとして認識されると判断いたします。時間が経過すると共に音量(DYN)と音程(PIT)は次第に下降します。これは人間の生理現象によるものです。
②初音ミクのビブラート機能
音量(DYN)には殆ど振幅は存在せず、音程(PIT)に約20Hzの弱い振幅が見られます。これがビブラートとして認識されると判断いたします。音量(DYN)と音程(PIT)ともに山なりのカーブを描き、全体として下降カーブを示します。
③400P=yuukiss氏の「ぼかんないんです><」
音量(DYN)と音程(PIT)は、約11Hzの綺麗な正弦波であり、その振幅は次第に大きくなっています。これがビブラートとして認識されると判断いたします。時間が経過すると共に音量(DYN)と音程(PIT)は次第に下降しており、人間の生理現象によるものを上手くシミュレートしています。


総合的に見て、②初音ミクのビブラート機能 よりも、③「ぼかんないんです><」の技法 の方が明瞭にビブラートを認識できると判断いたします。③はビブラートの振幅が明瞭で、周波数が人間の(自分の)ビブラートに近いからです。
従来のVOCALOID向け楽曲の、ビブラートの効きが悪い部分に「ぼかんないんです><」技法を適用することで、ビブラート効果の改善が見込めると思われます。
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