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口述試験の練習

昨日はWセミナーの口述模擬試験を受けてきて、結果はBACでした。
商標法は条文では切れない難しい問題が出たのですが、それにしてもCはまずいですね。

講師の方に正確に文言を言えていないことを指摘を受けた為、正確に口頭で条文のフレーズが言えるように、口述要点整理集を読み上げて録音し、iPodに転送して聞き返すことにしました。
録音に際しては、超録 とヘッドセットを使いました。
この 超録 というソフトウエアはお勧めです。LECに通っていた頃に、講義テープをMP3化するのに使っていましたが、操作性の面で全く問題ありません。

ヘッドセットは何年か前に購入したものですが、二千円程度の価格だったと記憶しています。ご参考までに以下にイメージを貼りました。

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商標法50条の正当理由

口述試験に向けてレジュメを回していると、論文式筆記試験を受けた後に当ブログに記載した、商標法・答案構成 に50条2項但書の要件が丸ごと抜けていることに気づき、寒気がしました。下に、正しい答えを記載します。下線部が正しい答えの追記部分です。
普通の問題に見えた商標法ですが、点数的には一番危なかったのかもしれません。これでは口述試験で厳しく追及されそうで、気を引き締めて掛からねばと思います。

設問(3)
1、Aがイ商標の不使用を理由として本件商標権を消滅させることができる場合

・甲が、社会通念上同一の商標を実施権者が過去3年に使用していることを証明できず(50条2項本文)、その使用していないことについて正当理由があることを甲が明らかにできず(50条2項但書反対解釈)、かつ甲の「ビデオゲームセンター『ROPOPO』近日開店」 の印刷物の頒布は2条3項8号の商標の使用にあたるが、Aが不使用取消審判を請求することを甲が知った後の使用であることをAが証明したとき(50条3項)、本件商標権は消滅させることができる。

2、Aがイ商標の不使用を理由として本件商標権を消滅させることができない場合
・甲が、社会通念上同一の商標を実施権者が過去3年に使用していることを証明したか(50条2項本文反対解釈)、甲が本件商標を使用していないことについて正当理由があることを甲が証明したか(50条2項但書)、または、甲の「ビデオゲームセンター『ROPOPO』近日開店」の印刷物の頒布はAが不使用取消審判の請求であることを甲が知った後であるが、甲に印刷物の頒布につき正当な理由が有れば(50条3項)、本件商標権は消滅させることができない。

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「ヤマハの技術は世界一よ~♪」

初音ミクのキャラクターソングとして有名な「おしえて! だぁりん 」の歌詞をふと思い出し、同一技術に措ける他社特許との比較をおこなってみました。

公開特許公報 特開平10-49192「歌唱音合成装置」  などによると、初音ミクに用いられている技術は、「フォルマント合成」というものです。詳しくはフォルマントシンギング音源講座 」をご覧ください。

Wikipedia のフォルマント には以下記載されています。

言葉を発している人の音声スペクトルを観察すると、複数のピークが時間的に移動していることが分かる。このピークをフォルマント、またはホルマントと言う(英語表記はformant)。 周波数の低い順に第一フォルマント第二フォルマント…という様に数字を当てて呼び、それぞれF1, F2とも表記する(第0フォルマント、F0を数える場合もある)。フォルマントの周波数は声道の形状と関係し,個体差や性差もフォルマントの違いを生む原因となる。 発音する音韻が同じであれば、各フォルマント周波数は近い値になる。

よって、フォルマント合成に係る特許出願の国内特許出願人を調べると、「ヤマハの技術は世界一よ~♪」の検証がおこなえることになります。(笑)
調査したところ、出願人別の出願数でいうと、ヤマハと松下電器産業が同数1位で61件、3位が東芝、4位がソニー、5位がNTTでした。
前記5社の出願年度毎の特許出願件数は以下のものです。
Formant_onsei_gousei
最近5年の出願数でいうと、ヤマハ(株)の出願数が群を抜いて多いことがわかります。よって、ヤマハ(株)は、フォルマント音声合成に関して日本一の特許ポートフォリオを有するということが裏付けられました。(笑)

松下電器産業(株)を出願人とする最近の公開特許公報から、聴覚障害者の発音を聞きやい声にリアルタイム変換する事を技術課題としていることが判りました。しかし、最近の出願数は極めて少なく、フォルマント音声合成の技術開発は止めてしまったようです。

うちの奥さんはフォルマント音声合成について、「振り込め詐欺に使われたら困るわね。」と言っていました。そういう切り口で見たことはなかったので、意外な視点でした。

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口述要点整理集

本当は、ヤマハ(株)が出願している VOCALOID関連の公開特許公報を読み耽っていたいのですが、口述試験が終わるまでそれもちょっと抑えておく予定です。

先日、IPネットワークに行って「口述要点整理集」を購入してきました。

これはなかなか良い参考書です。代々木塾の口述再現集は本当の受験生の生の受け答えですから、雰囲気を掴むにはいいのですが、試験官が想定していた「真の答え」がわかりません。
それに対して、口述要点整理集は、青本等の専門書、審査基準及び判例を参酌して「真の答え」が記載されていますので、試験官がどのような論理の流れを想定していたのか良くわかります。
この本を見ると、試験官の問いかけを理解し、答えを口頭でやり取りするためには相当な知識のバックボーンが必要であることが良く判ります。質問と答えを読むだけでも疲れるのに、ましてやこの答えがソラで言えなければならないのですから。

とりあえず、「自分の知識があやふやな部分」や「条文集に頼れないところ」を補充する作業に入っています。今週の週末の口述答練に間に合いますように。

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初音ミク関連情報

初音ミクは情報を入手すればするほど、「これは使える!」と、心がうずく製品です。口述試験が終わったら早速入手して使用してみたいものです。自分自身は、「初音ミクが読み上げる工業所有権法(特実意商)」で勉強することは出来なさそうですが、来年度の受験生達に間に合わせられるかな?

以下に、初音ミク関連情報リンクを貼っておきます。

「VOCALOID 2」を使ったバーチャル歌手「初音ミク」が発売

クリプトン・フューチャー・メディア株式会社は、人間の声をもとにした音声合成エンジン「VOCALOID 2」を採用したソフトウェア音源として、バーチャルアイドル歌手「初音ミク」を8月31日に発売する。価格はオープンプライス。直販サイトでは 16,275円で販売されている。対応OSはWindows XP/Vista。

初音ミク - Wikipedia

初音ミク(はつね みく)は2007年8月31日クリプトン・フューチャー・メディアから発売されたデスクトップミュージックを制作する音声合成ソフトである。また、このソフトを用いて作られた楽曲のボーカルの名称を指して呼ぶこともある。

VOCALOID 2 キャラクター・ボーカル・シリーズ(CVシリーズ)の第1弾となるライブラリである。ちなみに第2弾を2007年12月に、第3弾を2008年にそれぞれ発売予定。


声優NEWS.COM/話題沸騰の「VOCALOID2 初音ミク」の開発元クリプトンに質問してみた

各所で話題沸騰の「初音ミク HATSUNE MIKU 」はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社が開発したメロディと歌詞を入力するとその通り歌う音声合成ソフト。声を担当した藤田咲さんのキュートで 透明感のある歌声と、機械とは思えない自然な発声が人気となっている。
そんな夢のソフトウェア「初音ミク」の気になるところを開発元であるクリプトン・フューチャー・メディア株式会社様に聞いてみた。
(以下はリンクにて)

ニコニコ動画で歌う「初音ミク」って誰? 産経新聞

 コメントをつけて楽しむ動画投稿サイト「ニコニコ動画(RC)」で、「初音ミクに○○を歌わせてみた」といった投稿が急増、人気ランキング上位にも連日 登場している。動画を再生すると聞こえてくるのはアニメのような少女の歌声だが、実はこの歌声、8月31日に発売された音楽制作ソフト「初音ミク」で作り 出した合成音声だ。(以下はリンクにて)

VOCALOID @wiki

VOCALOID 紹介サイト

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VOCALOIDの基礎出願

先日のブログで、VOCALOIDの基礎出願を紹介しましたが、こちらの方が出願日が先であり、基礎出願としてはこちらが相応しいと判断します。

特開平9-50287 「自動歌唱装置」

【課題】 自動歌唱装置において、より自然な歌声を発生させる。
【解決手段】 文字テキスト入力操作部6から歌詞データをテキストデータの形式で入力し、歌詞シーケンスデータに変換して、データメモリ4に格納する。データメモリ4には、音符に対応するメロディシーケンスデータも格納され、該メロディシーケンスデータの読み出しに応じて、前記歌詞シーケンスデータも読み出される。このとき、歌詞シーケンスデータ中に単一の音符に対して同時に発音すべき音節であることを示すフラグが記載されていると、同一のメロディシーケンスデータに対して複数の歌詞シーケンスデータが読み出され、各歌詞シーケンスデータに基づいて、音源部10の無声音成分発音グループ12に属する音源および有声音成分発音グループ11に属する音源から、それぞれ、子音と母音とが発音され、これらが合成されて音声出力される。

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ポンペウファブラ大学

日光を放つブロックを透明な円形のテーブルの上で動かすと音を奏でられるという、新しい楽器『reactable』。

http://creditnews.blog101.fc2.com/blog-entry-1291.html
これが、VOCALOID「初音ミク」の主要な発明者のひとりであるジョルディボナタさんの出身であらせられるポンペウファブラ大学の音楽技術研究者たちによる博士号プロジェクトとして開発されたものです。この大学は、音楽関連に造詣が深いのでしょうか。

ついでに、和めるキャラソンを貼っておきます。なんとオリジナルソングです。こういう使い方がVOCALOIDの本来の使い方なのだと思います。

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初音ミクの特許出願について

「初音ミク」に用いられている音声合成技術は、ヤマハが開発したものです。よって、ヤマハの音声合成に係る特許出願を調査することで、開発の推移を調べてみました。

以下に、ヤマハが出願人となっている特許のうち、音声合成に係る特許の出願数の推移のグラフを表示します。

 Yamaha

1998年以前は、音声合成とはいっても、カラオケで歌う歌声を加工して、あたかも原歌手が歌っているかのようにリアルタイムに音声加工する発明ばかりです。

特開平5-204397「音声分析合成装置」

特開平8-194495「カラオケ装置」

1998年に、特開平10-49192「歌唱音合成装置」 が出願されます。この時点でヤマハのエンジニアは、予め取り込んだ歌声から新たな歌唱を再構成することに価値が有ることに気付いたようです。すなわち、これがVOCALOIDの基礎出願と思われます。

【課題】 歌詞データに対応して高品質の歌唱音を合成する。
【解決手段】 音源部20には有声音フォルマント成分を生成する有声音成分音源(VTG)グループ21と無声音フォルマント成分を生成する無声音成分音源(UTG)グループ22とからなるフォルマント合成音源と、無声子音の音声波形が格納された波形メモリを有するPCM音源23とが設けられている。ROM11には制御プログラムのほかに、各音韻を発声するための音韻パラメータと、先行音韻と後続音韻とのわたりの部分の制御パラメータである調音結合パラメータとが記憶された音韻データベースが格納されている。データメモリ13中には楽曲の歌詞データと伴奏データなどからなるソングデータが格納されており、この歌詞データに基づいて前記音韻データベースから対応するパラメータを読み出し前記音源部20により対応する音声を合成出力する。このとき、無声子音は前記PCM音源23により発声させる。

その後の改良発明に係る出願を以下に列挙します。主に2002年度以降に出願されています。

特開平11-15489「歌唱音合成装置」

特開2002-221978「ボーカルデータ生成装置、ボーカルデータ生成方法および歌唱音合成装置」

この出願では、既に「バーチャルシンガ」という概念が記載されています。

【課題】 音節を構成する音素のうち、子音に対向する音素を音符の発生タイミングにあわせて発声することにより、伴奏に合わせたバーチャルシンガによる自然な歌唱を実現する。

特開2002-268658「音声分析及び合成装置、方法、プログラム」

特開2003-255974「歌唱合成装置、歌唱合成方法及び歌唱合成用プログラム」

特開2003-255998「歌唱合成方法と装置及び記録媒体」

特開2004-4440「歌唱合成装置、歌唱合成用プログラム及び歌唱合成用プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体」

特開2004-061753「歌唱音声を合成する方法および装置」

特開2004-061793「歌唱合成装置、歌唱合成方法並びに歌唱合成用プログラム」

特開2004-077608「合唱合成装置、合唱合成方法およびプログラム」

発明者は、ジョルディボナタ、劔持秀紀、久湊裕司の3名が目立ちます。開発チームは2002年に組織され、恐らく10名~15名で構成されていると思われます。

出願人は、ヤマハ株式会社のほか、ポンペウファブラ大学が名前を連ねています。この大学はバルセロナにある大学で、かなり先進的な研究をおこなっています。

2003年2月に、歌詞とメロディを入力すると歌い出す ヤマハが歌声合成ソフト開発 の発表がなされます。

最近の公開特許公報から推測すると、VOCALOIDのアプリケーションの本命は、携帯電話に実装してメールを読み上げることのようです。いまだにそのアプリケーションは世に出ておりませんが、ヤマハ(株)がうまくこの事業を成功することを祈っております。

特開2006-119655「音声合成装置」

ヤマハ株式会社に置かれましては、釘宮理恵のVOCALOIDを携帯電話に組み込んで商品化いただくように、よろしくお願いいたします。(お約束)

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論文試験合格

無事、合格していました。
電話連絡を受けて気もそぞろになり、特許庁に向かいました。
掲示場は小さな場所ですね。自分の番号を心の中に唱えながら見ると、奇跡のようにありました。
受験番号の飛び方を見ると、よく受かったものだと思います。
自分の周囲100番には、4名しか論文合格者がいない・・・・。

受験票の葉書を見つつ、いつまでも番号の存在しない掲示板に佇む受験生の姿を見て、心が痛みました。
もし、自分がミスの部分を「二重線で消去」をしていなければ、彼と同じ立場だったんだろうと思います。

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初音ミクの商標登録出願

「初音ミク」で商標登録出願及び登録商標を検索しましたがヒットしませんでした。クリプトンフューチャーメディアさんには、是非とも商標登録出願いただくことをお勧めいたします。
出願なき場合には、パクリ商品やら関連商品が山のように出され、初音ミクのブランドイメージが毀損される蓋然性が高くなります。
DTMマガジンの試用版で、更にブームに火がつくのではないかと思いますので、出願は急がれた方がよいと思います。
次の商品は、『歌わなくていいから、単に抑揚をつけてテキストを読むだけ」機能の追加も宜しくお願い致します。iPod に転送して聞けばそれでいいのです。
「特許法 1条から204条まで、by 初音ミク」な~んて商品があったら是非とも書いたいものです。
次回は、初音ミク関連の特許出願の話で、YAMAHA及びスペインの大学の研究者の協業だということが判明しました。その話について詳しく追ってみたいと思います。

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VOCALOIDの商標登録

初音ミク関連商品の商標登録又は商標登録出願を調べてみました。さすが、先代VOCALOID の MEIKO の発売時にちゃんと出願していますね。2つに分けて出願している理由は謎です。
VOCALOIDの正式称呼はボカロイド又はボキャロイドだったのですね。ボーカロイドと長音になるものだとばかり思っていました。

【商標登録番号】    第4813643号
【登録日】    平成16年(2004)10月29日
【登録公報発行日】    平成16年(2004)11月30日
【公開日】    平成16年(2004)4月8日
【出願番号】    商標出願2004-24163
【出願日】    平成16年(2004)3月15日
【先願権発生日】    平成16年(2004)3月15日
【存続期間満了日】    平成26年(2014)10月29日
【商標(検索用)】    VOCALOID
【標準文字商標】    VOCALOID
【称呼】    ボカロイド
【権利者】   
【氏名又は名称】    ヤマハ株式会社
【住所又は居所】    静岡県浜松市中区中沢町10番1号
【区分数】    2
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
    38    電気通信(放送を除く。),放送,報道をする者に対するニュースの供給,電話機・ファクシミリその他の通信機器の貸与,メッセージの送信のための通信,電子メールによる通信,コンピュータを利用したメッセージ及び映像による通信,電子掲示板による通信
    42    気象情報の提供,建築物の設計,測量,地質の調査,機械・装置若しくは器具(これらの部品を含む。)又はこれらの機械等により構成される設備の設計,デザインの考案,電子計算機のプログラムの設計・作成又は保守,電子計算機・自動車その他その用途に応じて的確な操作をするためには高度の専門的な知識・技術又は経験を必要とする機械の性能・操作方法等に関する紹介及び説明,医薬品・化粧品又は食品の試験・検査又は研究,建築又は都市計画に関する研究,公害の防止に関する試験又は研究,電気に関する試験又は研究,土木に関する試験又は研究,農業・畜産又は水産に関する試験・検査又は研究,機械器具に関する試験又は研究,著作権の利用に関する契約の代理又は媒介,社会保険に関する手続の代理,計測器の貸与,電子計算機の貸与,電子計算機用プログラムの提供,理化学機械器具の貸与,製図用具の貸与

【商標登録番号】    第4722616号
【登録日】    平成15年(2003)10月31日
【登録公報発行日】    平成15年(2003)12月2日
【公開日】    平成15年(2003)3月20日
【出願番号】    商標出願2003-12777
【出願日】    平成15年(2003)2月19日
【先願権発生日】    平成15年(2003)2月19日
【更新登録日】   
【存続期間満了日】    平成25年(2013)10月31日
【商標(検索用)】    VOCALOID
【標準文字商標】    VOCALOID
【称呼】    ボカロイド,ボキャロイド
【権利者】   
【氏名又は名称】    ヤマハ株式会社
【住所又は居所】    静岡県浜松市中区中沢町10番1号
【付加情報】    標準文字
【国際分類版表示】    第8版
【区分数】    3
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
    9    耳栓,加工ガラス(建築用のものを除く。),アーク溶接機,金属溶断機,電気溶接装置,オゾン発生器,電解槽,検卵器,金銭登録機,硬貨の計数用又は選別用の機械,作業記録機,写真複写機,手動計算機,製図用又は図案用の機械器具,タイムスタンプ,タイムレコーダー,パンチカードシステム機械,票数計算機,ビリングマシン,郵便切手のはり付けチェック装置,自動販売機,ガソリンステーション用装置,駐車場用硬貨作動式ゲート,救命用具,消火器,消火栓,消火ホース用ノズル,スプリンクラー消火装置,火災報知機,ガス漏れ警報器,盗難警報器,保安用ヘルメット,鉄道用信号機,乗物の故障の警告用の三角標識,発光式又は機械式の道路標識,潜水用機械器具,業務用テレビゲーム機,電動式扉自動開閉装置,乗物運転技能訓練用シミュレーター,運動技能訓練用シミュレーター,理化学機械器具,写真機械器具,映画機械器具,光学機械器具,測定機械器具,配電用又は制御用の機械器具,回転変流機,調相機,電池,電気磁気測定器,電線及びケーブル,電気アイロン,電気式ヘアカーラー,電気ブザー,電気通信機械器具,電子応用機械器具及びその部品,磁心,抵抗線,電極,消防艇,ロケット,事故防護用手袋,防じんマスク,防毒マスク,溶接マスク,防火被服,眼鏡,家庭用テレビゲームおもちゃ,携帯用液晶画面ゲームおもちゃ用のプログラムを記憶させた電子回路及びCD-ROM,スロットマシン,ウエイトベルト,ウエットスーツ,浮袋,運動用保護ヘルメット,エアタンク,水泳用浮き板,レギュレーター,レコード,メトロノーム,電子楽器用自動演奏プログラムを記憶させた電子回路及びCD-ROM,計算尺,映写フィルム,スライドフィルム,スライドフィルム用マウント,録画済みビデオディスク及びビデオテープ,電子出版物,ダウンロード可能な音楽又は音声,ダウンロード可能な画像(動画を含む),ダウンロード可能なカラオケ用の画像・楽曲・歌詞,ダウンロード可能な電子楽器用自動演奏プログラム,電子計算機端末による通信で提供される電子計算機用プログラム又は家庭用テレビゲームソフト
    15    調律機,電気又は電子楽器用アンプ,その他の楽器,電気又は電子楽器用エフェクター,その他の演奏補助品,音さ,電子楽器制御用データにより楽音を発生させる音源装置,ミュージックシーケンサー,楽音サンプラー(電子楽器用のものに限る。),自動リズム演奏装置
    41    当せん金付証票の発売,技芸・スポーツ又は知識の教授,献体に関する情報の提供,献体の手配,セミナーの企画・運営又は開催,動物の調教,植物の供覧,動物の供覧,電子出版物の提供,図書及び記録の供覧,美術品の展示,庭園の供覧,洞窟の供覧,書籍の制作,映画・演芸・演劇又は音楽の演奏の興行の企画又は運営,映画の上映・制作又は配給,演芸の上演,演劇の演出又は上演,音楽の演奏,放送番組の制作,教育・文化・娯楽・スポーツ用ビデオの制作(映画・放送番組・広告用のものを除く。),放送番組の制作における演出,映像機器・音声機器等の機器であって放送番組の制作のために使用されるものの操作,ゴルフの興行の企画・運営又は開催,相撲の興行の企画・運営又は開催,ボクシングの興行の企画・運営又は開催,野球の興行の企画・運営又は開催,サッカーの興行の企画・運営又は開催,興行の企画・運営又は開催(映画・演芸・演劇・音楽の演奏の興行及びスポーツ・競馬・競輪・競艇・小型自動車競走の興行に関するものを除く。),競馬の企画・運営又は開催,競輪の企画・運営又は開催,競艇の企画・運営又は開催,小型自動車競走の企画・運営又は開催,音響用又は映像用のスタジオの提供,運動施設の提供,娯楽施設の提供,映画・演芸・演劇・音楽又は教育研修のための施設の提供,興行場の座席の手配,映画機械器具の貸与,映写フィルムの貸与,楽器の貸与,運動用具の貸与,テレビジョン受信機の貸与,ラジオ受信機の貸与,図書の貸与,レコード又は録音済み磁気テープの貸与,録画済み磁気テープの貸与,ネガフィルムの貸与,ポジフィルムの貸与,おもちゃの貸与,遊園地用機械器具の貸与,遊戯用器具の貸与,書画の貸与,写真の撮影,通訳,翻訳,カメラの貸与,光学機械器具の貸与,映画の上映・演芸の上演・演劇の演出又は上演・音楽の演奏に関する情報の提供,映画・演芸・演劇又は音楽の演奏の興行の企画又は運営に関する情報の提供,音楽に関するコンテスト又はオーディションの企画・運営又は開催,セミナー・研究会・研修会・講演会・シンポジウムの企画・運営又は開催,委託による音楽の作詞・作曲・編曲,音楽ビデオの制作,通信を用いて行う音楽又は音声の提供,通信を用いて行う画像の提供(動画を含む),通信を用いて行うゲームの提供,通信を用いて行うカラオケのための画像・楽曲・歌詞の提供

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Vocaloid2 初音ミク

合成音声でいろいろ調べると、こんなものを見つけてしまいました。


VOCALOID2 初音ミクという商品で、歌詞と旋律を入力すると、その曲を萌えボイスで歌ってくれ、音楽プロデューサ気分が味わえるというものです。

詳しい記事は以下にあります。
萌えボイスで自作曲を歌ってくれる「初音ミク」 ITMedia News より

異例の売れ行き「初音ミク」 「ニコ動」で広がる音楽作りのすそ野 ITMedia Newsより

こちらは製作元の記事です。
クリプトン VOCALOID2特集

元々は、ヤマハが開発した音声合成ソフトウエアのライセンス供与を受けたもののようです。2003年当時でも、既に現在の「初音ミク」とほぼ同じインターフェースを持っています。
歌詞とメロディを入力すると歌い出す ヤマハが歌声合成ソフト開発


どんなことが出来るかは、YouTube にアップロードされた作品をご覧いただければと思います。

初音ミクが歌うヨドバシカメラの歌 x516

初音ミクが歌う「そらのむこう」 x1,933

初音ミクに冒険でしょでしょ?を歌わせてみた Ver1.3 x6,262 

初音ミクに「風になる」を歌って貰った(修正版) x1,771

【ミクカバー】初音ミクでBeautiful World/宇多田ヒカルを歌ってみた x9,441

ニコニコ動画には、更に多数の作品がアップロードされていますので、「初音ミク」のキーワードで検索願います。
既に、「青本や条文を読ませる」なんてレベルではなく、きちんと抑揚と感情を込めています。ちと手間は掛かるかもしれないですが、実際にバーチャル講義をさせることができるレベルと思います。
クリプトンの企画部の方には、是非ともVOCALOID2 釘宮理恵バージョンを作成いただきたく、よろしくお願いします。

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音声合成ソフト

スタバトロニクスで、今時の音声合成ソフトウエア を見て以来、ペンタックスのHP が気になっています。デモページに特許法1条(以下参照)の文章を喰わせてみてびっくりです。いや、今は音声合成ソフトウエアといえど馬鹿にできませんね。WindowsXP の Microsoft SAM のイメージから、機械音声は全く当てにしていなかったのですが、「これは使える」って感じです。

特許法1条 この法律は、発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする。

「デモンストレーションは、Microsoft Internet Explorer v5.0以上、Microsoft Media Player v7.1以上、上記以前の構成の場合、正常に作動しない可能性があります。 」との注記があります。FireFox は動作不可でした。
この音声合成ソフトウエアを利用したアプリケーションとして、レジュメをしゃべらせるとか、特許法等の条文を喋らせるとか、青本や改正本をOCRソフトでテキスト化して喋らせるとか、色々と使いでがありそうです。
将来的には、iPodや Walkman の一機能として組み込まれるんでしょうね。耳から条文を叩き込むという意味では受験生には役に立ちそうです。
音声の種類にはMIYUとMISAKIがあるそうですが、自分的には声優の釘宮理恵の声で喋って欲しいところです。PENTAXの開発の方が当ブログをご覧になっておられたら、ご一考ください。(笑)

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平成19年度弁理士試験論文式試験(選択科目)における

論文式筆記試験(選択科目)の誤出題に関する取り扱いが発表されました。
平成19年度弁理士試験論文式試験(選択科目)における試験問題の誤りの対応について

                                                                                                                                                                                                                                                                 
1.誤出題の取扱いについて
  誤出題に関係する問題の採点につきましては、不利益を受ける受験者の方が生じないようにするとの基本的な考え方をとり、その結果、以下の当該問題の受験者全員について正解として取扱うことといたします。
 「物理工学の共通問題[物理学]」
問1.(1)~(9)
 「応用化学の共通問題[化学]」
問3.(1)
  なお、論文式試験の合格者は、必須科目(7月1日実施)と選択科目(7月22日実施)の双方の結果を踏まえて決定し、9月20日に発表いたします。

このような取り扱いになるであろうことはほぼ予測していたのですが、やはり釈然としない気分が残ります。つまり、誤出題の科目を選択した受験生のみが一方的に有利となり、それ以外の受験生、つまり選択科目を受験した者のみならず、選択科目免除者にとって一方的に不利となる措置だからです。
有利となった者にとっても、たとえ今年合格したとしても釈然としない気分であろうと推測します。
そして、再発防止策を見て唖然としました。試験問題の客観評価をするシステムが無かった為に誤出題が発生したようです。意外と弁理士試験もアバウトなものなのですね。

この件でさるお方は、「誤出題っぽい問題があったら、その科目を選択したら有利じゃね?」とかジョークを言っていました。本試験で実施する勇気のある方はどうぞ。(笑)

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田の字でレイアウト

自分が論文を書くときの手順を以下に示します。

①問題文読み込み
 青ボールペンで条文番号やキーワードを付与し、かつマーカーで主体的要件(オレンジ)・客体的要件(ピンク)・時期的要件(黄色)を付与しながら読みます。思いついたら間髪入れずに書くのがポイントです。

②答案構成
 次に、答案構成に入ります。必要に応じて時系列のチャートを書いたのちに構成を考えながら列挙してゆきます。これが完了するのは特実で15分、意匠・商標で30分弱です。この作業の際には定規があった方が望ましいです。

③田の字でレイアウト
 次は、答案構成用紙に大きく「田」の字を書きます。これを論文答案用紙の表裏4ページに見立てて、答案構成をどのようにレイアウトするか考えます。これは受験生仲間に教わったテクニックで、全体の記載量がアンバランスになることを防ぐことができ、かなり有効な手段です。
その後、やおら論文の文章を書き始めます。どういうわけか、不思議と「田の字レイアウト」の通りに収まるものです。

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青本の分冊化#3

青本の分冊化の話は、3月のブログ「工業所有権法逐条解説 」で触れてましたね。
google検索にヒットして開いたら、ほぼ同じプロットで書いているのを見つけて、自分自身で驚いてしまいました。
まあ、今回のブログは細かな手順を開示したということでお許しください。

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青本の分冊化#2

これが、特許法分冊の外観です。
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ハードカバーと本体との間に製本テープが見えます。
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特許法分冊を開いたところです。

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実用新案・意匠分冊の外観です。

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テープ貼りにちょっと失敗しましたが、使用上は問題ありません。

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商標法分冊の外観です。

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これもテープ貼りにいちど失敗して張り直しました。

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商標法分冊を開いたところです。使用上の問題はありません。

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青本の分冊化

弁理士受験界において通称「青本」と呼ばれる、「工業所有権法逐条解説」は、口述試験に措いても極めて重要な勉強アイテムです。しかし、この本には大きな難点があります。分厚すぎて重く、よって手軽に読むことができず持ち運びしにくいという点です。


よって、受験生の中には、青本を分冊化する方が多くおられるようです。知り合いのゼミ生にも、Kinko's に委託して綺麗に作られる方がおられました。特にくるみ製本 というのが良いようですね。ネットで調べた値段も1冊あたり \315- と廉価で、(未確認なので詳しくはお店にお問い合わせください。)4分冊する場合でも \1,260- とリーズナブルです。

丸善の製本工房 を使う方もおられるようですが、ちょっと高価ですね。これで青本を製本すると製本工房B5-200 (\1,575) を4個使用すると仮定した場合、全部で \6,300-が掛かります。これは青本自身の値段に匹敵しますが、ハードカバーの表紙を付加できるのが長所です。

自分はKinko'sのサービスや製本工房などは何も知らなかったので、ニチバンの製本テープ (BK-50クリーム色 \800-)及び木工用ボンドを使用して自分で製本しました。見た目はダサいけれど実用性はあります。(笑)以下にその手順を述べます。

(1)カッターナイフで青本の背表紙と本体を切り離します。
(2)カッターナイフで本体を法域毎に切り離します。
 ①お勧めは、特許法、実用新案法と意匠法、及び商標法の3つに切り離すことです。何故ならば実用新案法と意匠法の頁は他法域に比べて薄いため、独立して製本することが難しいからです。
 ②法域毎に切り離した本体の背を木工用ボンドで補強して乾燥させたのち、製本テープでくるむように貼ってください。そのままでは背表紙が弱いため、各ページ毎に分解してしまいますので、それを抑止するためです。
(3)それぞれの法域毎の本体と同等の厚みを有するハードカバーの本を3冊用意してください。
 この本は、既に不要となった本としてください。自分は大学の頃の教科書等を使いました。
(4)ハードカバー本の背表紙と本体を切り離します。
 この本体は不要なので廃棄します。
(5)前記背表紙部分に青本の法域毎の本体を嵌め込みます。
(6)背表紙部分と本体を、製本テープで貼ります。

たったこれだけの作業ですが、効果は保証します。青本をバッグに入れて持ち運んだり、ベッドで寝転んで読むことは困難ですが、分冊化すればバッグに入れるのは容易で、かつ寝転んで読むのも苦にはなりません。

「こうすればもっと綺麗に分冊化できる」というご意見をがございましたら、コメント等に記載願います。

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代々木塾・口述再現集

9月1日は代々木塾の平成19年度版口述再現集の発売日ですので、代々木塾本部に寄ってきました。受け付けの方が、「いやあ、こんな体裁だとは知らなかったのですが・・・」などと言い訳しながら内容をかんたんに説明してくれました。

1、旧版は平成11年から平成17年までだが、新版は平成14年以降であること。
2、旧版は最も適切と思われる応答が掲載されていたが、新版は「そのまま」不適切と思われる応答を含め、受験生が再現したものをそのまま掲載していること。
3、旧版にくらべ、新版はサイズが小さいこと。

この変更がなされた主たる理由は、大塚塾長から堤塾長に変わったことにより、編集方針が変わったことだそうです。
ゼミ生の方が購入したこの本を事前に見ていたので、概要は把握しており、なおかつ上記の体裁が特に不都合とは思わなかったので6000円で購入してきました。
口述再現集を読む目的は重に「雰囲気」と「質問項目」を把握することですので、むしろ受験生の再現そのままを掲載いただいたほうが適切とおもいます。
さっそく、この本の読み込みに入りたく思います。

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